当院の一般皮膚科

当院の一般皮膚科

当院では皮膚疾患全般の診察を行います。
問診、視診、触診、必要に応じて専門的な検査(顕微鏡、ダーモスコピー、採血など)を行うことで、正しい診断・個々の生活スタイルに見合った治療を、説明と同意を得た上で行えるよう努めています。皮膚疾患は全身疾患とも関連している場合もあるので、しっかり念頭に置きながら診察させていただきます。
精密な検査や処置が必要になってくる場合は、大学病院などに紹介して対応させていただいております。

診療内容

かゆみ

①湿疹

皮膚疾患の約1/3を占める、もっともメジャーな疾患です。花粉、ハウスダストなどの外的要因や健康状態、アトピー素因などの内的要因が絡みあって生じます。急性から慢性の経過をたどることがあり、小水疱(水ぶくれ)、膿疱(うみ)、結痂(かさぶた)、色素沈着(シミ)などいろいろな見た目を示します。ステロイド外用や抗ヒスタミン薬内服を行います。ひっかく癖がついている方には密封療法(ODT療法)を勧めることもあります。

②アトピー

アトピー

かゆみのある症状を繰り返す。(乳児期で2カ月以上、そのほかは6カ月以上)。皮膚生理機能異常、免疫学的要因、外的要因などで起きる多因子疾患です。採血をすることでアトピー性皮膚炎に近い病態かわかることがある。ステロイド外用の他、最近は生物学的製剤であるヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体(デュプクセント®︎)やJACK阻害薬などが適応となっている。

③じんましん

ストレス、感染症、薬剤などで起きる痒い皮疹が出たり消えたりする疾患です。原因がないものは夜間に多く発生し、慢性化することが多い。基本はH2ブロッカー、H1ブロッカー、抗ロイコトルエン拮抗薬の内服治療を行いますが、それでも難治な場合は抗IgEモノクローナル抗体(ゾレア®︎)を行うこともあります。1日で消えない長く続く症状な場合は蕁麻疹に類似した重症な疾患や基礎疾患(膠原病)などが隠れていることもあり、採血を行うことがあります。

④脂漏性皮膚炎

頭皮、生え際、耳、鼻周りなどの脂漏部に多い、たまに痒みを伴う皮疹です。夏場に多い印象です。常在菌であるマラセチアが多くなったりすると出現します。頭皮では痒みがなくフケだけで悩む方も多いです。抗真菌薬外用やステロイド外用で治療行います。痒みが強く、書いて出血してしまっている方には抗ヒスタミン薬などの内服薬を出すことがあります。抗真菌薬入りの市販のシャンプーを勧める方もいらっしゃいます。

⑤あせも

夏場に多く、服が擦れるところや、手指に多い疾患です。まずはスキンケアを徹底し、汗によるかぶれを防ぎます。あせもに似た金属アレルギーの方もいるので適宜パッチテストなどのアレルギー検査を行うこともあります。

⑥肌荒れ

昨今のスキンケアブームにより様々な化粧水や美肌パック、メイクなどが発売されており、知らない間に肌荒れが起きている方がいます。人間の皮膚はもともと天然保湿を因子を作るように設計されているので、顔をケアしすぎるのも問題があるのかもしれません。保険適応での治療が必要であれば治療をしていきます。

⑦虫刺され

虫刺され

冬以外では虫刺されはよく見られます。虫刺されも放置しておくと痒疹といったしつこい痒みになり、最悪傷跡は色素沈着を起こすことがあります。困ったことがあればすぐに受診してください。ハチなどでアナフィラキシーが起こした場合はエピペンなども適宜処方しています。

いたみ

①やけど

やけど

1度から3度までの重症度があり、当院では水ぶくれまでの2度の熱傷であれば、積極的に治療を行っています。早期治療が一番ですので、やけどした場合はすぐに患部を冷やした状態で来院してください。外科的治療の必要性があれば紹介状を書きます。

②蜂窩織炎(ほうかしきえん)

細菌感染症で下肢に好発します。採血や抗生剤内服で治療を行います。外科的治療が必要な場合や難治性の場合は早急に3次医療機関の受診をおすすめします。一度、蜂窩織炎になると、繰り返す場合もその場合のスキンケアなども行っています。

③帯状疱疹

片側性の仏痛を伴う皮疹を訴えることがあります。皮膚症状は特徴的な帯状の赤みや水脹れを認めますが、痛みが先行することもあり、皮疹を認めない場合もごく稀にあります。
感度の高い5分から10分で結果が出る迅速キットがありますので、それを行い確定診断します。神経痛が残る場合もあるので、疑えばすぐに受診してください。

④陥入爪

爪が薄かったり、足に負担がかかる方で側爪郭に炎症が起きた状態を指します。見た目は小さいですが、とても痛みがあります。姑息的にテープで止めたり、抗生剤内服で治療します。自費での治療になりますが、チューブを挟むガター法や爪ワイヤー法(巻き爪マイスターやVHO法)を行っています。

⑤外傷

外傷

包丁で切ったりした簡単な傷であれば当科で治療します。明らかな神経障害ない場合や創部が綺麗な場合は即日縫合する場合もあります。必要に応じて3次医療機関に紹介状を作成します。

あかみ

①肌荒れ

昨今のスキンケアブームにより様々な化粧水や美肌パック、メイクなどが発売されており、知らない間に肌荒れが起きている方がいます。人間の皮膚はもともと天然保湿を因子を作るように設計されているので、顔をケアしすぎるのも問題があるのかもしれません。保険適応での治療が必要であれば治療をしていきます。

②酒さ、酒さ様皮膚炎

暑いところに行くと顔があつくなる、熱った感じがするなどの症状で受診されます。ステロイド長期外用で医源性の可能性もあり得ます。ガイドライン上はスキンケアが基本治療とされていますが、必要であれば硫黄成分の入ったローションや漢方での治療を行います。ニキビ様の皮膚症状がある方は、他に抗菌薬外用、抗菌薬内服を行うことがあります。

③乾癬

ガサガサが強い赤みのある皮膚症状が特徴的です。頭皮、爪、臀部の皮膚症状が難治性です。皮膚症状だけでなく間接症状なども認めることがあり、早期治療や確定診断も重要です。まずステロイド外用、ビタミンD3製剤外用を行います。必要に応じて強い治療を行うこともあり、その場合は3次医療機関に紹介状を作成します。

できもの

①ニキビ

ニキビ

思春期頃より出現する顔周りの赤いブツブツを指します。最近はマスク着用の影響で大人になってからのニキビも散見されます。ピーリング剤や酸化剤を使って、治療していきます。

②ほくろ

保険適応で必要があるものは切除を行います。6mm以上で大きなものは稀に悪性のリスクもあり、気づいた際はすぐに受診してください。

③イボ

年をとると出てくる全身の肌色のガサガサした皮膚症状です。必要あれば保険診療で液体窒素による治療を行います。

④タコ/うおのめ

足の裏によくできます。ウイルスが原因でないので、適宜削って処置します。必要あれば尿素剤を処方致します。

アレルギー

①花粉症

目の周りや顔周りのかゆみで受診します。花粉に関して採血でチェックすることができます。

②じんましん

じんましん

ストレス、感染症、薬剤などで起きる痒い皮疹が出たり消えたりする疾患です。原因がないものは夜間に多く発生し、慢性化することが多い。基本はH2ブロッカー、H1ブロッカー、抗ロイコトルエン拮抗薬の内服治療を行いますが、それでも難治な場合は抗IgEモノクローナル抗体(ゾレア®︎)を行うこともあります。1日で消えない長く続く症状な場合は蕁麻疹に類似した重症な疾患や基礎疾患(膠原病)などが隠れていることもあり、採血を行うことがあります。

③かぶれ

感作が一度成立した後に起きるものと、その成分自体がかゆみが出るために生じるものと2種類あります。基本治療は原因の除去です。ステロイド外用や抗ヒスタミン薬内服で治療します。

④アナフィラキシー

どちらかの救急病院受診した後に当院に受診されるケースがほとんどです。採血での原因検索やエピペンなどの処方を行います。

手術

①粉瘤(アテローム)

皮膚科で最も多い良性腫瘍です。日帰りで行える範囲で当院でも行っています(※術後は経過観察のため通院いただく場合があります)。

②ほくろ

6mm以上あり、出血のリスクがあるものは、保険適応で手術します。悪性が疑われる場合は即座に3次医療機関に紹介致します。

③陥入爪

テープ治療、ワイヤー法で改善しない場合やover nailである場合は局所麻酔下に爪切りを行うことがあります。

お子様

①水ぼうそう

水ぼうそう

プールなどからもらう皮膚と同じ色のボツボツがいろいろなところにできます。放置しておくと痒くなり、広がる可能性もあり、当院では積極的に摘除を行っています。その場合に局所麻酔薬入りのテープを事前に貼ってきていただいて治療を行います。

②とびひ

じゅくじゅくした赤い皮疹が広がってきている場合、とびひを考えます。稀に発熱を認めることもあり、早期に抗生剤内服と外用治療を開始します。

うつるもの

①水虫

足、足爪に好発します。足爪は治るまでに年単位と長くかかります。あまりに難治な場合は採血検査は必要になりますがネイリン® も発売されています。

②水ぼうそう

水ぼうそう

プールなどからもらう皮膚と同じ色のボツボツいろいろなところにできます。放置しておくと痒くなり、広がる可能性もあり、当院では積極的に摘除を行っています。その場合に局所麻酔薬入りのテープを事前に貼ってきていただいて治療を行います。

③とびひ

じゅくじゅくした赤い皮疹が広がってきている場合、とびひを考えます。稀に発熱を認めることもあり、早期に抗生剤内服と外用治療を開始します。

④梅毒

最近、感染者が右肩上がりに上昇しています。当院では採血検査後に内服治療を行っております。

⑤コンジローマ

梅毒と同様、性感染症であることが多いです。当院では液体窒素による治療やべセルナクリーム® といった外用薬で治療を行います。

その他

①多汗症

自費で塩化アルミニウムや保険適応での外用剤での治療を行います。

②巻き爪/陥入爪

テープ、ワイヤー法で改善しない場合やover nailである場合は局所麻酔下に爪切りを行うことがあります。
セルフケアも合わせることでより効果が期待できます。

巻き爪マイスター1趾:7,000円
爪ワイヤー法1趾:11,000円

③白斑

基礎疾患がある場合もあり、スクリーニング検査で採血を行います。その後は長期スパンでステロイド外用やタクロリムス外用を行います。改善に乏しい場合は紫外線療法目的で3次医療機関へ紹介します。

④脱毛症

男性型は自費治療。円形脱毛症では保険治療で対応しています。

内服

イソトレチノイン(ニキビ治療)

ビタミン A 誘導体の一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用があり、重症にきびに対して効果的な内服薬です。

費用
■初回
カウンセリング料 ¥1,000
採血 ¥5,500
1週間分処方 ¥3,500
■2回目以降
1か月
(30日分)
¥10,000

サノレックス(痩せ薬)

厚生労働省が唯一認可している内服による食欲抑制剤で、脳の視床下部にある食欲中枢と満腹中枢に働きかけて食欲を抑える内服薬です。
空腹を感じにくくなり、少しの量でも満腹感を得られるようになります。新陳代謝を高める働きもあるので、高いダイエット効果が期待できます。

費用
■初回
カウンセリング料 ¥1,000
採血 ¥5,500
10日分処方 ¥3,500
■2回目以降
1か月
(30日分)
¥10,000