皮膚科でとてもよく処方させる保湿剤、「ヒルドイド」について解説していきます。
ヒルドイドは主に保湿目的の薬です。
皮膚の健康を保つ為には保湿が最も大事といってもよいほど大切です。
乾燥肌、アトピー肌、皮脂欠乏症はもちろん、ニキビや静脈炎、ケロイドの治療など……様々な治療目的に処方される外用薬です。
ヒルドイドの成分は「ヘパリン類似物質」という成分です。
この成分は、水分を引き付ける効果あるので、空気中の水分を引き付けて肌の潤いを維持します。
さらに、血液が固まるのを防ぐ効果があるので、塗った部位の血行を良好にする効果があります。
ヒルドイドにはたくさんの種類の製品がありますので下記に紹介します。
どの製品も同じ成分(ヘパリン類似物質)を含みます。
ですが、使用感が違ったり、塗る部位によって使い分けることができます。
【ヒルドイドソフト軟膏】

比較的柔らかいタイプの軟膏です。
油分が多めで塗った後もしっとりした感じなので保湿力は高めです。
乾燥が著名な方にはおすすめです。
【ヒルドイドクリーム】

クリームなので肌に張り付いてよくなじみます。
軟膏よりはあっさりしてますが、保湿力は強めです。
以前はこのクリームは薬特有の嫌な臭いがしたのですが、
近年、添加物が改良されてその独特の臭いがなくなり、使用しやすくなりました。(チモールという添加物がなくなったようです。)
【ヒルドイドローション】

乳液タイプになります。
乳液なので、さらっとした使い心地です。
頭皮への使用などにも人気があります。
デメリットとしては、アルコール成分が含まれているので
皮膚に傷があったり、荒れていたりするとしみることがあります。
【ヒルドイドフォーム】

2018年に発売開始されたばかりの泡タイプのヒルドイドです。
泡で出てきますが、意外と流れにくく、広範囲に塗りやすいです。
べたつきもなく、さらっとした使い心地です。
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